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Tecamin Flower(テカミン フラワー)

農業のお悩み相談・解決

花芽の充実と着果の向上を強力にサポートする葉面散布材

 

「Tecamin Flower(テカミン フラワー)」は、味の素グループが提供する、植物の生殖成長を強力にサポートする液状複合肥料です。遊離アミノ酸に、リン酸、ホウ素、モリブデンをバランス良く配合し、健全な花芽形成から確実な着果、そして収量・品質の向上まで、植物の重要なライフステージを支えます。

 

製品概要

  • 製品名: Tecamin Flower(テカミン フラワー)

  • 用途: 花芽の充実、着果の向上を目的とした葉面散布材

  • 肥料登録種類: 液状複合肥料

  • 提供元: AJINOMOTO.(味の素)

  • 製造元: Agritecno Fertilizantes S.L.(スペイン・バレンシアに本社を構える味の素グループ会社)

  • 販売元: 味の素ヘルシーサプライ株式会社

 

製品特長

 

Tecamin Flowerは、以下の主要成分と独自の配合により、植物の生殖成長を多角的にサポートします。

  1. 高濃度遊離アミノ酸配合(約3%):

    • 植物体内でタンパク質の構成要素となるアミノ酸が単独で存在する形態です。

    • ストレス耐性の向上、栄養吸収の促進、代謝機能の活性化に寄与し、植物の活力を高めます。

    • 味の素の発酵法により製造された単分子アミノ酸は、植物の細胞壁から速やかに吸収され、高い効果発現速度が期待できます。

    • 葉中のプロリン含有量と花数には正の相関が報告されており、開花関連のシグナル伝達経路への関与が示唆されています。

  2. リン酸(りん酸全量9.0%、水溶性8.0%):

    • 花芽の形成、開花、結実、根の成長など、生殖成長に特に重要な栄養素です。水溶性リン酸は植物が吸収しやすい形態です。

  3. ホウ素(水溶性ほう素3.0%):

    • 花粉の発芽や花粉管の伸長を促進し、受精を助ける微量要素です。

    • 細胞壁の形成にも関与し、植物体を丈夫にします。

    • データ例: ホウ素を施用することで、トウモロコシの花粉管長が130μmから457μmへ、ユリでは704μmから1235μmへと大幅に伸長した試験結果があります(Garcia-Hernández et al, 2005)。

  4. モリブデン(0.5%):

    • 花粉の発芽を促進する微量要素です。

    • 窒素代謝にも重要な役割を果たします。

    • データ例: モリブデン濃度が高いほど、トウモロコシの花粉粒数、花粉の直径、花粉生存率が向上し、開花状態が促進されることが示されています(Agarwala et al. 1979)。

 

こんな時におすすめ​

  • 花芽を充実させたい時: 健全な花の芽の形成を促し、開花・結実の基盤を強化します。

  • 高温等のストレスによる着花不良・落花を抑えたい時: 環境ストレス下での花の健全な維持をサポートします。

  • 着果を高めたい時: 受粉・受精を促進し、効率的な果実形成を支援します。

  • 栄養成長から生殖成長への切り替えを促したい時: 植物の成長段階の転換をスムーズにし、開花・結実へと導きます。

 

作用メカニズム

 

Tecamin Flowerは、植物体内で重要なシグナル分子であるトレハロース-6-リン酸(T6P)の合成を促進することで、生殖成長や開花の調整をサポートします。

  • T6Pの役割: T6Pは植物の糖分レベルを芽に伝え、開花に必要な炭水化物の蓄積を植物に確認させます。T6Pが増加すると、花成ホルモンであるフロリゲン(FTタンパク質)の増加が促進され、開花へと導かれます。

  • モリブデンとホウ素の相乗効果: モリブデンは花粉の発芽を、ホウ素は花粉管の成長をそれぞれ促進し、受精の成功率を高めます。

  • アミノ酸の寄与: 遊離アミノ酸、特にアルギニンから生成されるポリアミンは、花成誘導に関連するシグナル伝達機能を持つ可能性が示唆されており、結実増加にも寄与すると報告されています。

 

施用方法と施用例

 

Tecamin Flowerは葉面散布で効果を発揮します。

 

基本施用量

  • 葉面散布: 10a(1,000平方メートル)当たり 100~300ml を希釈して葉面散布してください。

作物別施用例

 

作物区分施用時期施用量(10a当たり)施用方法

麦類、豆類着蕾期、開花初期100~200mlを希釈葉面散布

果菜類開花期、着果期200~300mlを希釈葉面散布

果樹類開花期、着果期300mlを希釈葉面散布

花卉類着蕾期200~300mlを希釈葉面散布

 

施用事例

  • 大豆(北海道)

    • 施用方法: 開花初期にTecamin Flowerを1回施用(散布量200ml/10a)。

    • 結果: 無処理区と比較して、処理区で子実の数と子実重が顕著に増加しました。

  • トマト(モロッコ)

    • 施用方法: 開花初期とその21日後にTecamin Flower Caを2回施用(散布量300ml/10a)。

    • 結果: 無処理区と比べて、1個重が5%増加し、着果数も増加、その結果収量は30%増加しました。

 

使用上の注意

  • 希釈した液は保存できません。その日のうちに使い切ってください。

  • 「石灰硫黄合剤」などアルカリ性の資材や銅剤農薬との混用は避けてください。

  • ミネラルの多い資材と併用する場合は、沈殿などが生じないか事前に少量で試し、問題無いことをご確認ください。

  • 長時間放置すると分層します。使用前は必ずよく振る/撹拌して均一になったことをご確認の上ご使用ください。

  • 低温下で成分の結晶が発生することがあります。加温するか、希釈時によく混用のうえ、溶解してからお使いください。

​こんな時にお使いください

  • 花芽を充実させたい

  • 高温等のストレスによる着花不良、落花を抑えたい

  • 着果を高めたい

  • ​栄養成長から生殖成長への切り替えを促したい

使用方法

葉面散布  10aあたり、100~300ml​

希釈倍率  500~1000倍程度

包装

  • 1ℓ×15本/ケース

  • 5ℓ×4本/ケース

農業のお悩み相談・解決

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