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テクノケルアミノCaB

農業のお悩み相談・解決

アミノ酸でカルシウムとほう素を素早く補給

 

製品概要

 

「テクノケル アミノCaB」は、味の素グループのAgritecno Fertilizantes S.L.(スペイン)が製造し、味の素ヘルシーサプライ株式会社が販売する液体肥料です。植物の健全な生育に不可欠なカルシウム(Ca)とほう素(B)を、独自の「アミノ酸キレート」技術により、素早く効率的に植物へ補給することを目的としています。

遊離アミノ酸を5%配合しており、特に葉面散布での高い吸収効率と、カルシウム欠乏による様々な生育不良の改善に貢献します。

 

製品特長

  1. アミノ酸キレートによる高効率吸収

    • 本製品のカルシウムは、遊離アミノ酸によってキレート化されています。このアミノ酸キレートは、分子量が小さく、キレート結合が強すぎないという特長を持ちます。

    • これにより、特に葉面散布で施用した際に、植物体内に素早く・効率的に吸収されます。分子量の大きいキレートと比較して、植物の細胞壁への浸透・吸収に優れ、栄養素の利用効率を最大限に高めます。

  2. 細胞壁の強化と柔軟性向上

    • カルシウム(Ca): 植物の細胞壁をつなぐ重要な構成要素であり、細胞構造の安定性維持に不可欠な栄養素です。細胞の骨格を形成し、植物全体の強靭性を高めます。

    • ほう素(B): 植物の細胞壁に柔軟性を持たせる「ばねの役割」を果たす栄養素です。花粉管の伸長をサポートし、着果率の向上に寄与します。

    • カルシウムとほう素は、主にセルロース、ペクチン、ヘミセルロースから構成される植物の細胞壁の合成と機能維持に重要な役割を担います。これらを効率的に補給することで、栄養欠乏による生育不良や硬化を改善し、果実の肥大や日持ち向上を促します。

  3. 光合成促進とストレス軽減

    • 配合された遊離アミノ酸は、植物の光合成を促進し、着果率の向上と果実の肥大に貢献します。また、植物がストレス状況下でも健全な生育を維持できるようサポートします。

 

保証成分

  • 窒素全量: 8.0%

    • 内アンモニア性窒素: 1.0%

    • 硝酸性窒素: 4.0%

  • 水溶性石灰: 8.0%

  • 水溶性ほう素: 0.35%

  • (その他成分): 遊離アミノ酸 5%

こんな時におすすめ!

  • カルシウムとほう素を効率的に補給したい時

  • 葉や果実をしっかり健全に育てたい時

  • 尻腐れ病や裂果など、カルシウム欠乏症状の対策をしたい時

  • 花粉管の伸長をサポートし、着果率を向上させたい時

  • 収量や品質を向上させたい時

  • 生育段階で発生する栄養欠乏を予防・改善したい時

  • 花芽形成や果実の肥大を促したい時

 

施用方法

 

「テクノケル アミノCaB」は、葉面散布での施用が推奨されています。

  • 方法: 葉面散布

  • 標準施用量: 10a(10アール)当たり 200~300mℓ

  • 希釈倍率: 500~1,000倍程度

 

推奨作物: 幅広い種類の作物でご使用いただけます。

  • 葉菜類: ブロッコリー、キャベツなど

  • 果菜類: トマト、ナス、イチゴ、メロンなど

  • 果樹類: リンゴ、ブドウ、ミカンなど

 

施用例(時期別):

  • 果菜類・果樹:

    • 時期: 着果初期~肥大初期

    • 施用量: 10a当たり200~300mℓを希釈して葉面散布

  • 葉菜類:

    • 時期: 定植後~肥大期

    • 施用量: 10a当たり200~300mℓを希釈して葉面散布

  • 作物全般(欠乏症状がみられる時):

    • 時期: 欠乏症状がみられる時

    • 施用量: 10a当たり300mℓを希釈して葉面散布

効果的な施用時期: 細胞分裂期から細胞肥大期にかけての施用が特に効果的です。この時期は果実の成長において細胞数が増加し、その後細胞が肥大する重要なステージであり、カルシウムとほう素の十分な供給が品質向上に直結します。

 

施用事例

夏イチゴでの改善事例

  • 対象: 夏イチゴ

  • 施用方法: 1000倍希釈で7日おきに葉面散布。他の葉面散布材(Agriful 1000倍、Tenokel Amino Mix 1000倍、TecaminMax 2000倍)も同時に施用されました。

  • 効果: 採苗時点でミネラル欠乏が著しく、葉が小さく黄化し、生長が止まっていた状態が、施用後には葉が大きく濃い緑色に回復し、健全な生育が確認されました。

 

使用上の注意

  • 希釈した液は保存できません。その日のうちに使い切ってください。

  • 長時間放置すると成分が分離する場合があります。使用前は必ずよく振るか攪拌して均一になったことをご確認の上ご使用ください。

  • 高温時での施用は避けてください。

  • 硫黄、銅、油分を多く含む製品とは混合しないでください。

  • 特にリンを含む製品については、沈殿が生じないか必ず事前に確認の上ご使用ください。

  • 高pH(アルカリ性)での施用は避けてください。

農業のお悩み相談・解決

商品の使用法、実例、その他のトラブル対応等について出来るだけお答えします。
どんな事でも遠慮なくご連絡下さい。

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