
テカミンブリックス
糖度向上と果実肥大:カリウム、ホウ素、海藻エキス由来の糖が光合成産物の果実への転流を促進。トマト等の果菜類において果実のスムーズなサイズアップと自然な糖度向上を促します。
着色改善と成熟促進:色付きを鮮やかに整え、酸の減少と成熟を後押しして収穫期の早期化と秀品率向上を実現。果実の硬度・日持ちも高める仕上げ用バイオスティミュラントです。
テカミンブリックスについて
テカミンブリックスの概要
テカミンブリックスは、果実の「肥大」「糖度向上」「着色促進」に特化したスペシャリティ・バイオスティミュラントです。
植物本来の成熟プロセスを高度に活性化し、作物のポテンシャルを最大限に引き出して市場価値の高い高品質な果実生産を強力にサポートします。
含有成分と作用メカニズム
5つの主要成分が相乗的に働き、葉で生成されたエネルギーを効率よく果実へ集約させます。
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カリウム(加里:17.0%): 葉で作られた糖分を輸送通路(篩管)へ押し出すポンプの役割を果たし、細胞内の浸透圧を整えて水分の取り込みと果実肥大を促します。
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ホウ素(0.5%): 篩管から果実細胞内へ糖を取り込む「糖輸送体(トランスポーター)」を活性化。カリウムと連動して果実内への糖蓄積を完結させるとともに、細胞壁を強化します。
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海藻エキス(約10%): アルギン酸や多糖類を豊富に含み、糖の直接的な供給源になるとともに、酵素を保護して成熟と着色を後押しします。
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メチオニン(アミノ酸): 成熟ホルモン「エチレン」の前駆体となり、果実の成熟スイッチを自然に入れて着色や糖の蓄積を前倒しします。
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多糖類: 植物体内の糖代謝・転流を補助し、果実の甘み形成を加速させます。
際立った効果
1. 糖度(Brix)の確実な向上と食味の充実
糖の転流・蓄積効率を最大化: 光合成で作られた糖を果実へスムーズに送り込みます。悪天候やなり疲れで転流効率が落ちやすい時期でも、果実に糖分をしっかり集積させ、自然な甘さと深いコクを引き出します。
2. 果実の肥大促進(サイズアップ・ボリュームアップ)
細胞成長期の肥大を加速: カリウムの浸透圧調整機能により、果実細胞への水分・養分吸収をスムーズにし、果実の均一な肥大と1玉あたりの重量増加をもたらします。
3. 鮮やかな着色促進と色ムラ・障害の軽減
葉緑素の分解と色素合成の活性化: 果実表面の緑色(クロロフィル)の分解を促し、隠れていた色素を引き出すとともに、リコピンやアントシアニンなどの色素合成酵素を活性化させます。高温下での着色遅延や色ムラを解消し、美しい外観に仕上げます。
4. 収穫時期の前倒し(早期出荷)と出荷ロスの低減
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理想的な仕上がりに達する時間を短縮: 酸の減少と糖の蓄積を早めることで、目標とする品質への到達を数日〜1週間程度前倒しします。
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硬度・日持ちの維持: 単に成熟を急がせるのではなく、ホウ素や海藻成分の働きにより、果実の硬度(棚持ち性・輸送性)を保ったまま仕上げることができます。
5. 成り疲れ防止と品質の安定
開花期から果実肥大初期にかけて定期的に活用することで、養分の流れを整え、長期多段どり栽培における株のスタミナ切れ(なり疲れ)を防ぎます。
主な実証・導入事例
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トマト(モロッコ): 15日おきに葉面散布を実施。収穫時期が約1週間前倒しとなり、平均果実重が17%増加。糖度と硬度(日持ち)の双方が向上。
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加工用トマト(ポルトガル): 20日おきに散布を行い、収量が最大27%向上。
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スイカ(スペイン): 収穫1ヶ月前から3回散布。目標糖度への到達が早まり、収穫時期を6日間前倒し。
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メロン: ネット形成期以降に散布することで、糖度の上昇スピードが加速し、早期収穫と均一な仕上がりを実現。
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柑橘類(温州みかん・中晩柑等)
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海外実証:温州みかん「薩摩」(スペイン・バレンシア)
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施用体系: 土壌への アグリフル、葉面への テカミンマックス に加え、8月に テカミンブリックス(3〜4L/ha)を散布。
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結果:
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糖度向上: 無処理区の10.1 Brixに対し、12.2 Brixまで上昇(約2度向上)。
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重量増加: 果実1玉あたりの平均重が無処理区の約2.80オンスから約3.35オンスへと顕著にサイズアップ。
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着色期混用試験:温州みかん
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施用内容: 着色期に アグリフル、テカミンマックス、テカミンブリックス の3種を混用散布。
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結果: 無処理区と比較して果実重量が+19〜23%増加し、特に200倍希釈区では糖度が+26%向上と非常に高い上昇率を記録。
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海外事例:柑橘全般(アルゼンチン)
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効果: カロテノイドの生成促進による着色の改善とともに、果実サイズ(階級)のアップを確認。
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ブドウ(生食用・醸造用)
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国内実証:山梨県「彩(いろ)農園」(栽培面積3.5ha)
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施用方法: 果実肥大期から収穫1ヶ月前までの期間に、月1〜2回の灌水および葉面散布(1,000倍希釈)を3段階で実施。
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品種別の成果:
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ベニバラード: 糖度が平均0.8度向上し、園地内では21度を超える高糖度果も確認。
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ピオーネ: 果軸の充実と糖度がともに改善し、出荷基準(18度)を極めて安定してクリア。
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サニールージュ: 糖度が18.6度から19.2度へ上昇し、果実重もしっかり維持。
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藤稔(ふじみのり): 糖度が19.3度から19.8度へ向上し、大玉品種で多発しやすい「裂果(実割れ)」が大幅に減少。
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生産者の声: 「糖度が安定し、出荷先での評価が非常に高くなった」との評価を得ています。
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海外事例:ワイン用ブドウ(アルゼンチン)
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効果: 理想的な糖度・酸度バランスへの到達が早まったことで早期収穫が可能になり、果皮の着色の均一性も向上。
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リンゴ(ロシア)
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施用内容: 果実肥大期および成熟期に計2回葉面散布(300ml/10a)。
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結果: 未処理区と比較して、果実の肥大促進と果皮の鮮やかな赤色への着色促進を確認。
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施用方法
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施用形態: 葉面散布(素早く果実や成長点へ作用させるため、葉面散布が最も効果的です)
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10aあたりの施用量: 200〜300ml
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希釈倍率: 500〜1,000倍
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施用タイミング・回数:
基本体系: 着果後〜果実肥大期、および着色開始期から収穫前にかけて、2〜3回以上散布(定期防除時に混用)。
樹勢の維持には テカミンマックス、根圏環境の維持には アグリフル を生育前半〜中盤のベースとして組み合わせておくと、仕上げとしての テカミンブリックス の効果がより高まります。
使用上の注意点
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混用制限:
石灰硫黄合剤などの強アルカリ性資材、および銅農薬(ボルドー液等)との混用は避けてください。
ミネラル分の多い資材と併用する場合は、事前に少量を混ぜて沈殿が生じないか確認してください。 -
液の調製と保存:
長時間静置すると成分が分離するため、使用前は容器をよく振って均一にしてください。
希釈液はその日のうちに使い切ってください。 -
温度の影響:
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極端な高温時(日中の猛暑時)の散布は避け、朝夕の涼しい時間帯に散布してください。低温時に結晶化が見られる場合は、ぬるま湯で加温するか、希釈時によく撹拌して溶解させてください。
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味の素アミノ酸肥料 Youtube 動画
テカミンブリックスについての動画です。
ぜひご覧ください。