【6月の柑橘管理】生理落果を防ぎ糖度ポテンシャルを最大化する葉面散布と土壌ケア
- atech1990
- 6月5日
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6月は、柑橘栽培において「1次・2次生理落果」が続く正念場です。同時に、この時期は果実の細胞分裂が最も活発に行われる「将来のサイズと品質(糖度ポテンシャル)が決まる」極めて重要なステージでもあります。
梅雨時期特有の日照不足や多湿ストレスを乗り越え、高品質・多収穫を実現するための具体的な管理ポイントを解説します。
1. 6月の葉面散布:生理落果防止と新梢の伸長促進
梅雨時は日照不足や高湿度により、樹体内のカルシウム移動が滞りやすくなります。根からの吸収が不安定なこの時期は、葉面からダイレクトに養分を補給することが、落果防止と樹勢維持の鍵となります。
テクノケルアミノCaB(2,000倍)
目的: 生理落果の防止、果皮の強化。
効果: アミノ酸キレート化されたカルシウムとホウ素が、落果の原因となる「離層(りそう)」の形成を抑制。将来の裂果や浮皮に強い「果実の土台」を作ります。
ぐんぐん伸びる根(3,000~5,000倍)
目的: 停滞している新梢の伸長促進。
効果: 植物ホルモン(オーキシン)を刺激し、新梢の芽吹きと伸びを強力に後押しします。
テカミンマックス(1,000〜2,000倍)
目的: 代謝の活性化、スタミナ補給。
効果: 高濃度L-アミノ酸が光合成を助け、新梢を伸ばすためのエネルギーを直接補給。天候不順によるなり疲れを防ぎます。
ツートッププラス(1,000倍)
目的: 製品率(秀品率)の向上、奇形果の防止。
効果: 満開後から7月中旬にかけて散布することで、果実の形状を整え、品質を安定させます。
ニューオスマックATB(5,000倍)
目的: 浸透・付着性の向上による散布効率の最大化。
注意: 液肥や殺虫剤との混用は有効ですが、炭酸カルシウム剤(クレフノン等)との混用は絶対に避けてください。
2. 6月の土壌灌水:根圏環境の整備と肥大の土台作り
梅雨の長雨は土壌の酸欠を招き、根を傷める原因となります。手灌水や灌水チューブを利用し、根の活力を維持するバイオスティミュラントの施用が有効です。
アグリフル(10aあたり原液500mL〜1L)
目的: 肥料吸収の促進、根の保護。
効果: フルボ酸が土壌中のミネラルをキレート化して吸収効率を最大化。過湿による根傷みを防ぎ、安定した生育を支えます。
アミハート(10aあたり原液5L〜10L)
目的: 細胞分裂の活性化、発根促進。
効果: 豊富な核酸成分が細胞分裂を強力にサポート。果実の糖度ポテンシャルを高めるとともに、根の張りを劇的に改善します。
EB-aエコ(300〜500倍希釈)
目的: 土壌の団粒化、排水性・通気性の改善。
効果: 散布後瞬時に土壌を団粒化。長雨による根の酸欠を防ぎ、新梢が伸びやすい柔軟な土壌環境を整えます。
3. 秀品率と食味を左右する管理ポイント
6月中旬以降のひと手間が、最終的な収益(Brix%と製品率)に大きく響きます。
ボカシ肥料の2回目施用(6月中旬) 着果の安定と、食味を左右する「短柄ベシクル(果肉の粒)」の比率を高めるため、10aあたり5袋前後の施用を検討してください。核酸の補給が糖の蓄積能力を高めます。
蒸散抑制による転流の促進* 新梢の伸びが弱い場合、炭酸カルシウム(クレフノン等)100倍を散布して過剰な蒸散を抑える手法が有効です。樹体内の内圧を均等化し、先端まで養分を届けることで「転流(てんりゅう)」をスムーズにします。
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圃場ごとの個別の事情に合わせた詳細については、別途詳しくご説明いたします。些細なことでも構いませんので、ぜひお声がけください。


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